【8月26日 AFP】25日に発表された米大統領選に関する最新の世論調査で、民主党候補のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官に対する支持率が初めて50%を超えたことが分かった。

 キニピアック大学(Quinnipiac University)が発表した調査結果によると、クリントン氏と共和党候補のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏との一騎打ちを想定した場合、クリントン氏に投票するとした人が51%だったのに対し、トランプ氏の支持者は41%にとどまった。

 一方で、第三極であるリバタリアン党(Libertarian Party)候補のゲーリー・ジョンソン(Gary Johnson)元ニューメキシコ(New Mexico)州知事と、緑の党(Green Party)のジル・スタイン(Jill Stein)氏が争いに加わると、クリントン派は45%、トランプ派は38%という結果だった。

 トランプ陣営は、同氏がここ数週間で物議を醸す発言を連発したことにより苦戦を強いられている。識者らは、混迷を極めた共和党の指名獲得争いから本選への切り替えに同陣営が苦慮していると指摘している。(c)AFP