【8月22日 AFP】リオデジャネイロ五輪は21日、マラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)で色彩にあふれた情熱的な閉会式が行われ、2020年夏季五輪で最高の大会を目指している東京にバトンが引き継がれた。

 スポーツの感動ドラマに競技外の騒動が加わるなど、波瀾(はらん)に満ちた2週間となったリオ五輪について、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は、現地ブラジルで「マーベラス」な大会だったと称賛した。

「マーベラスな街で、マーベラスな大会になった」と素晴らしさを強調したバッハ会長が大会の閉幕を宣言すると、聖火は消えていった。

「五輪はこれからの世代に比類なき遺産を残していく。リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)はその歴史とともに、素晴らしさが増した五輪後の様子が語り継がれていくことだろう」

 雨や風を防ぐために大勢のファンやアスリートたちがポンチョをはおりながら参加した閉会式では、きらびやかな花火が打ち上げられ、ブラジル文化や音楽に彩られたショーが披露された。

 笑顔で手を振るアスリートたちが踊りながらスタジアムに入場し、セルフィーを取り合ったりする中、リオ五輪が幕を閉じた。

 閉会式では2020年東京五輪のプレゼンテーションが行われ、ゲームキャラクターの「スーパーマリオ(Super Mario)」に扮(ふん)した安倍晋三(Shinzo Abe)首相も登場した。(c)AFP/Talek HARRIS