TVドラマめぐり大乱闘、100人負傷 バングラデシュ
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【8月19日 AFP】バングラデシュ東部の村のレストランで17日夜、インドの人気テレビ番組の内容をめぐる口論が集団乱闘に発展し、100人が負傷した。警察当局が19日、発表した。
事件があったのはダッカ(Dhaka)の北東176キロのハビガンジ(Habiganj)県の村。村人たちは、戦士で姫の主人公が人類を悪から救う、ベンガル語の人気ファンタジードラマ「キランマラ(Kiranmala)」を見るためにレストランに集まっていた。
地元の警察署長はAFPに「2人の男がドラマの内容をめぐって口論になり、それが集団の乱闘に発展した」と説明し、「乱闘中、怒りに身を任せた村人たちはレストランを破壊し始めた」と述べた。中には棒やナイフで互いを攻撃する者もおり、警官隊がゴム弾と催涙ガスを使用したが、乱闘は18日朝まで続き、少なくとも100人が負傷した。うち15人は病院での治療が必要な状態だという。
地元メディアによると、キランマラをめぐっては、過去にも3人の若い女性が自殺している。主人公が着ている衣服を親に買ってもらえなかったことが原因とされている。(c)AFP