200mで3連覇のボルト、目指すは「ペレやアリと同格の存在」
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【8月19日 AFP】リオデジャネイロ五輪、陸上男子200メートルを制し、五輪の同種目3連覇を達成したウサイン・ボルト(Usain Bolt、ジャマイカ)は18日、自身がペレ(Pele、ブラジル)氏やモハメド・アリ(Muhammad Ali、米国)氏、マイケル・フェルプス(Michael Phelps、米国)らとともに、史上最高のスポーツ選手の一員となるのにふさわしいと語った。
この日の200メートルを制し、前人未到の100メートル、200メートル、4×100メートルリレーの3大会連続3冠にあと一歩と迫った世界最速の男は、スポーツ界の英雄たちと肩を並べるような、史上最高のスポーツ選手の一人になりたいと話した。
レース直後、「史上最高を目指している。アリやペレの仲間入りをね」と宣言したボルトは、その後の記者会見で「明日、君らがどんな記事を書くのか楽しみにしているよ」と続けた。
そして、ペレ氏がサッカーの神様、アリ氏がボクシングの伝説なら、自分はどういう存在だと思うかと問われると、「そういったくくりにはめ込んだときに、メディアがどうやって書くのかをとにかく楽しみにしている」と話した。
「キャリアを通じて努力を続けてきた、自分の人生のすべてはこの瞬間のためにあった。明日、スポーツ史上最高の選手の一人となった僕の記事を、みんなが目にすることになればうれしい。注目してるよ」
五輪と世界陸上(IAAF World Championships in Athletics)を合わせて、19個ものタイトルを獲得してきたボルトは、五輪の個人種目のレースはこの日が最後だと改めて明言し、アリ氏その人を思わせる言葉で、次のように話した。
「僕は自分が最強だと世界に証明したし、ここへはそのためにやって来た。これが最後の五輪だと言う理由はそこにある。これ以上、証明の必要はないからね。五輪で8個の金メダルはすごいことだし、ショッキングだ。これまで最高を目指して自分を高めてきたが、もうできることは何もない」