【8月18日 AFP】リオデジャネイロ五輪は17日、陸上男子200メートルの準決勝が行われ、王者ウサイン・ボルト(Usain Bolt、ジャマイカ)が問題なく決勝進出を決めた一方、ジャスティン・ガトリン(Justin Gatlin、米国)は準決勝敗退に終わった。

 ガトリンは20秒13で組3着に終わり、タイムでも決勝の8枠に入ることができなかった。100メートルではボルトに次ぐ銀メダルを獲得したガトリンだが、この日は最初から最後までしっくり来ていない様子だった。

 対照的にボルトは、前人未到の短距離3種目3連覇に向けてまた一歩前進した。残り40メートルを流す余裕を見せながらも、今季最高の19秒78をマークし、カナダ記録となる19秒80を出したアンドレ・ドグラス(Andre de Grasse)とともに着順での決勝進出を決めている。

 ボルトは14日の100メートルで金メダルを獲得。2008年の北京五輪、2012年のロンドン五輪に続く100、200、4×100メートルリレーの3冠を狙っている。

 ガトリンが準決勝敗退に終わった米国は、決勝ではラショーン・メリット(LaShawn Merritt)に希望を託すことになる。400メートルを最も得意とするメリットは、準決勝で19秒94を記録し、フランスのクリストフ・ルメートル(Christophe Lemaitre)を抑え、組1位で決勝に進出した。

 そのほかには、アロンソ・エドワルド(Alonso Edward、パナマ)、アダム・ジェミリ(Adam Gemili、英国)、ラミル・グリエフ(Ramil Guliyev、トルコ)、欧州王者のチュランディ・マルティナ(Churandy Martina、オランダ領アンティル)が決勝に駒を進めた。(c)AFP