リオで欧州五輪委員会の会長を逮捕 チケット不正販売めぐり
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【8月18日 AFP】(更新)ブラジルのリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)市警は17日、リオデジャネイロ五輪チケットの国際的な不正販売をめぐる捜査で、欧州五輪委員会(EOC)のパトリック・ヒッキー(Patrick Hickey)会長を逮捕したと発表した。
リオ市警は声明で「国際オリンピック委員会(IOC)のメンバーであるヒッキー氏に対する逮捕状と捜索令状を執行した」と述べた。市警報道官は「彼(ヒッキー氏)は逮捕された」と認めている。
ブラジルメディアによると、五輪会場の近くにある大会公式ホテルで アイルランド五輪委員会の会長を務める71歳のヒッキー氏の身柄が拘束されたと伝えており、同氏は拘束直後に体調を崩し、病院に搬送されたとしている。
当局は先日、約1000枚以上のチケットが定価以上で販売されたとして、2012年ロンドン五輪と2014年ソチ冬季五輪のチケット販売を許可された英国のチケット販売会社THGスポーツ(THG Sports)の関係者を逮捕していた。
THGスポーツには、ヒッキー氏の息子が以前働いており、捜査の過程でヒッキー氏が関与した証拠が見つかったとみられている。(c)AFP