たこ揚げの糸にのど切られ3人死亡 インド
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【8月17日 AFP】インドの警察当局は17日、同国の独立記念日を祝うたこ揚げで使われる、ガラスのコーティングが施された糸でのどを切られ、子ども2人と男性1人が死亡したと発表した。
ニューデリー(New Delhi)で15日、4歳と6歳の子どもが死亡する別々の事故が起きた。いずれの子どもも、車のサンルーフから顔を出した際に糸が首に絡まったという。また、ニューデリーの高架道路でオートバイに乗っていた男性が、同じく糸が首に絡まって死亡した。
これまでにこれらの事故に関連した逮捕者は出ていない。報道によると他にも5歳の子どもと警察官が糸に関連して重傷を負っている。
インドの独立記念日では、たこ揚げが非常に人気で、国旗の色などのたこが長い糸で揚げられている光景が見られる。ガラスでコーティングされた鋭利な糸は、競争相手のたこを切って落下させる目的で使われているという。
事故を受け、インド政府はこの種類の糸の製造と販売、保管を禁止した。違反すれば禁錮5年と10万ルピー(約15万円)の罰金が科される。(c)AFP