【8月17日 AFP】リオデジャネイロ五輪は16日、陸上女子1500メートル決勝が行われ、ケニアのフェイス・キピエゴン(Faith Kipyegon)が圧倒的な優勝候補だったエチオピアのゲンゼベ・ディババ(Genzebe Dibaba)を破り、金メダルを獲得した。

 キピエゴンはラスト250メートルで驚異的なスパートを見せて抜け出し、4分8秒92でゴールした。世界記録保持者のディババは4分10秒27で銀メダルとなり、米国のジェニファー・シンプソン(Jennifer Simpson)が4分10秒53で銅メダルを獲得した。

 レースは残り2周を切ったところで世界女王のディババが先頭に立つと、ペースが上がったことで一気に集団がばらけた。ディババは最終周の鈴が鳴った時点でもトップを守っていたが、その後方にぴったりとつけていたキピエゴンが残り250メートルで先頭に並び、一気に突き放して圧巻の勝利を飾った。

 22歳のキピエゴンは、2015年の第15回世界陸上北京大会(15th IAAF World Championships in Athletics Beijing)ではディババに次ぐ銀メダルを獲得していた。(c)AFP