【8月17日 AFP】リオデジャネイロ五輪で先週行われた柔道男子100キロ超級の1回戦で、試合後にイスラエルの対戦相手との握手を拒んで物議を醸していたエジプトのイスラム・エルシェハビ(Islam El Shehaby)について、エジプト柔道連盟は16日、帰国処分が科された事実はないと否定した。

 国際オリンピック委員会(IOC)は15日、「エジプト・オリンピック委員会はイスラム・エルシェハビ氏の行為を強く非難し、彼に帰国処分を科した」と発表していた。

 エルシェハビは12日の試合で、イスラエルのオル・サッソン(Or Sasson)に敗れた際、握手を最後まで拒み、一礼も当初拒んだことで物議を醸し、五輪の懲戒委員会から懲戒処分を受けていた。

 エジプト柔道連盟のサメフ・ムバシェル(Sameh Moubasher)会長はAFPに対し、エルシェハビは「帰国させられたのではない」と説明。「彼はチームメートと共に帰国した。柔道チームは全員が昨日の明け方に帰国した」と語った。(c)AFP