タイ警察、爆発などに絡み3人拘束 不発弾も相次ぎ発見
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【8月15日 AFP】4人が死亡した連続爆発事件の捜査を進めているタイ警察は、13日から14日にかけて人気観光地3か所で不発に終わった爆弾を相次いで見つけた。また、一連の爆発や放火に絡みこれまでに3人の身柄を拘束した。
タイ内務省の高官によれば、14日に不発弾が見つかり信管を抜く処理をしたのは、高級ビーチタウンとして知られる中部ホアヒン(Hua Hin)と、南部のリゾート島プーケット(Phuket)。いずれも11日から12日に連続爆発が起きた場所で、高官は「これらの爆弾と同時に爆発させる狙いだった」とみている。
警察によると、これに先立つ13日には南部パンガー(Phang Nga)県でも不発弾が発見された。同県でも12日に爆弾が複数回爆発したほか、放火とみられる不審火も起きている。
これとは別に南部ナコンシータマラート(Nakhon Si Thammarat)県で起きた放火で男1人が拘束されたほか、ホアヒンでの爆発事件に関連して2人が拘束され、取り調べを受けている。
タイでは11日から12日にかけて南部7県で爆弾が相次いで爆発。4人が死亡したほか、欧州の観光客を含む数十人が負傷している。犯行声明は出されていない。
警察は責任者を特定しているとする一方、容疑者の名前や疑われる動機などについては明らかにしていない。
警察は一連の爆発について、国際テロ組織による犯行との可能性を排し、「国内の破壊工作」との見方を示している。(c)AFP/Thanaporn PROMYAMYAI