【8月14日 AFP】リオデジャネイロ五輪は13日、テニスの男子シングルス準決勝が行われ、大会第3シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、快進撃をみせるファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)に7-5、4-6、6-7(5-7)で敗れ、自身通算2個目となる五輪シングルス金メダル獲得はならなかった。

 ナダルは14日の3位決定戦で、第4シードの錦織圭(Kei Nishikori)と対戦する。錦織は同日に行われた試合で、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)に1-6、4-6で敗れた。

 一進一退の攻防が続く大接戦となった試合で、ナダルは第1セット、デルポトロは第2セットとお互いに奪い合い、迎えた最終セットでナダルはブレークポイントをしのいでタイブレークまで持ち込んだが、最後はフォアハンドがアウトになって力尽きた。

 2008年北京五輪の金メダリストで、今大会では2冠を目指していたナダルは、マルク・ロペス(Marc Lopez)と組んだ12日の男子ダブルス決勝で金メダルを獲得していたが、今大会10試合目となるこの試合でついに敗れた。

 ナダルは試合後、「ベストを尽くした。たくさんの感情が入り交じった素晴らしい試合だった。高いレベルでプレーできて満足している。魂を込めて戦うことができた。2か月半実戦から離れていたが、トップレベルの選手たちと戦うことができた」と語った。(c)AFP