【8月14日 AFP】サッカー元イングランド代表のストライカーで、現在はテレビ司会者などを務めるギャリー・リネカー(Gary Lineker)氏が13日、2015年の約束を守り、英国公共放送局のハイライト番組に下着姿で登場した。

 レスター・シティ(Leicester City)がチェルシー(Chelsea)を2-1で破り、プレミア首位を守った昨年12月、レスターのOBでもあるリネカー氏はツイッター(Twitter)で、「レスターがプレミアリーグを優勝したら、来シーズン1回目のMOTD(Match of the Day、マッチ・オブ・ザ・デイ)に下着で出る」と宣言していた。

 そしてリネカー氏はその言葉を守り、この日行われた英国放送協会(BBC)の名物ハイライト番組、マッチ・オブ・ザ・デイに白いトランクス一枚の姿で登場し、司会を行った。

 リネカー氏が「またこの日がやってきました。新シーズン、新タイトル、新監督、新加入。しかしそれを除けば、いつもとそう変わりはありません」と切り出すなか、カメラが切り替わりゲストのアラン・シアラー(Alan Shearer)氏とイアン・ライト(Ian Wright)氏を映すと、2人は大笑いしていた。

 リネカー氏は、故郷のクラブであるレスターでプロキャリアをスタートさせると、その後エバートン(Everton)、FCバルセロナ(FC Barcelona)、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)でプレーし、Jリーグ1部(J1)の名古屋グランパスエイト(Nagoya Grampus Eight)にも所属した。

 イングランド代表では80試合に出場。48ゴールを挙げ、W杯(World Cup)も1986年のメキシコ大会と1990年のイタリア大会の2回に出場し、計10ゴールを挙げた。

 引退後はテレビ司会者に転身して人気を博し、昨シーズンは快進撃を続けて奇跡の優勝を果たしたレスターの応援団長のような存在となっていた。しかし、レスターはこの日、昇格組のハル・シティ(Hull City)との開幕戦に1-2で敗れ、リネカー氏にとっては残念な1日となってしまった。(c)AFP