米NYなどで猛暑、一方メキシコ湾岸では豪雨で死者も
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【8月13日 AFP】気温と湿度が急上昇している米国東海岸では今週末、ニューヨーク(New York)とフィラデルフィア(Philadelphia)の体感温度は最高43度にもなると予想され、高温注意報が出されている。
気象学者によれば、合わせて約1000万人の人口を擁する両都市では、湿度の高さから12~14日の体感温度は35度前後で推移するとみられている。
米国立気象局(NWS)の気象学者デービッド・ロス(David Roth)氏によれば、熱波はおおむね米東部のオハイオ(Ohio)州南西部からバージニア(Virginia)州西部と首都ワシントン(Washington D.C.)にかけて、そこから北に向かってフィラデルフィア、ニューヨーク、ボストン(Boston)にかけて広がっている。
当局は、特に高齢者や持病のある人々、屋外で働いている人々に対して熱中症などに注意するよう呼び掛けている。
一方、米国南部ではメキシコ湾岸(Gulf Coast)に沿ってゆっくりと移動している低気圧によってルイジアナ(Louisiana)州とミシシッピ(Mississippi)州の一部で豪雨になっており、NWSによれば12日には多くの川で水が堤防を越えた。
NWSのロス氏は、降り始めからの雨量は250~380ミリ程度になっており、今後2日でさらに250ミリ程度の雨が見込まれるとして、「(降水量が多い)この地域にしても極めて異例だ」と述べた。
ルイジアナ州のジョン・ベル・エドワーズ(John Bel Edwards)知事は非常事態を宣言した。地元テレビ局WAFBによれば、州都バトンルージュ(Baton Rouge)では洪水のため男性1人が死亡し、多くの道路が不通になった。学校も臨時休校となった。(c)AFP