4連覇逃した米国代表GKソロ、スウェーデンを「臆病者」呼ばわり
このニュースをシェア
【8月13日 AFP】(更新)12日にに行われたリオデジャネイロ五輪のサッカー女子準々決勝で敗れ、五輪4連覇の可能性がついえた米国女子代表のホープ・ソロ(Hope Solo)が、勝利したスウェーデン代表を「臆病者」と言い張った。
試合は延長戦でも1-1のまま決着がつかずPK戦にもつれこむと、米国はスター選手のアレックス・モーガン(Alex Morgan)と途中出場のクリステン・プレス(Christen Press)が失敗。スウェーデンのリサ・ダールクヴィスト(Lisa Dahlkvist)のシュートで、試合に決着がついた。
ソロはダールクヴィストがPKを蹴る前、キックを遅らせるためにキーパーグローブを交換したが、そうした試みも実らなかった。
ソロは試合後、米国の週刊誌スポーツ・イラストレイテッド(Sports Illustrated)に対し、「私たちは臆病者と戦った」と語った。
「より良いチームが勝ったわけではない。そう強く信じている。今日の試合を見た人は、私たちが米代表として勝負にかける気持ち、そして、私たちが今日持っているものを全て出したことを見たと思う」
「スウェーデンが勝ち残っていくとは思わない。とても臆病だった」
「でも彼女たちが試合に勝利した。スウェーデンは次の試合に進むけど、私たちは家に帰る」
一方、元米国代表指揮官で、今大会はスウェーデンを率いたピア・サンドヘージ(Pia Sundhage)監督は、「勝てるのであれば、臆病者でも構いません」とソロの発言に反論。
さらに、同国のGKヘードビグ・リンダール(Hedvig Lindahl)は、ソロのグローブ交換について「パニックを起こしていた」とコメントした。
すると米国代表のジル・エリス(Jill Ellis)監督は、事態の沈静化に務め、「彼女たち(スウェーデン)はゲームプランをしっかり果たした。自分たちの持っているすべての力を、どのように使いこなすかを理解することが大事なんです」と語った。
「最終的に最も大事なことは結果です。どんなプレーをしたかではありません」
(c)AFP