2冠狙うナダル、地元ブラジルのベルッチを破り準決勝へ
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【8月13日 AFP】リオデジャネイロ五輪は12日、テニスの男子シングルス準々決勝が行われ、単複2冠を目指す第3シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、地元ブラジルのトーマス・ベルッチ(Thomaz Bellucci)を2-6、6-4、6-2のフルセットで退け、準決勝に進出した。
地元ファンからの声援による後押しを受けたベルッチに第1セットを奪われたナダルだったが、第2セットと第3セットを連取し、対ベルッチ戦の通算対戦成績を6戦全勝とした。
2008年の北京五輪で金メダルを獲得しているナダルは、準決勝でファン・マルティン・デルポトロと対戦する。デルポトロは同日に行われた試合で、第10シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)に7-5、7-6(7-4)で勝利した。
「数日前は準決勝に行けるなんて想像もしなかった」と話したナダルは、「今大会に向けて準備をしてきたわけではないから、どうしてこんなに物事がうまくいっているのかがわからない。でも最後まで良い姿勢で試合に臨めていると思う」と語った。
ナダルはまた、マルク・ロペス(Marc Lopez)と出場する男子ダブルス決勝を控えており、ルーマニアのフロリン・メルゲア(Florin Mergea)/ホリア・テカウ(Horia Tecau)組と対戦する。
ナダルが男子ダブルス決勝に勝利すれば、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)、ヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)、ニコラス・マシュー(Nicolas Massu、チリ)に次いで史上4人目の単複両種目で五輪金メダルを獲得した選手となる。(c)AFP