【8月12日 AFP】マレーシアで、牙が通常の上向きではなく下向きに反ったピグミーゾウが見つかった。サーベルタイガーのような牙だと、野生生物当局者は12日、AFPに語った。

 この珍しいゾウは、マレーシアのボルネオ(Borneo)島のサバ(Sabah)州にあるパーム油プランテーションで、野生生物の専門家チームが11日に発見した。

 サバ州野生生物局のセン・ナサン(Sen Nathan)氏はこのゾウについて「非常に珍しい」、「牙がこうなった理由はわからないが、先天的な異常かもしれないし近親交配のせいかもしれない」と語った。

 野生生物局では、13日にこのゾウをサバ州のゾウ保護区に送る予定だ。適切な地域が見つかれば、追跡機器を装着した上で放す方針だという。(c)AFP