リオ五輪バス襲撃、「投石」と警備責任者が発表 銃撃だったと反論も
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【8月11日 AFP】(更新)リオデジャネイロ五輪で起きた報道バス襲撃事件について、五輪の警備担当責任者は10日、投石による「破壊行為」だったと発表した。しかしながら搭乗者は、バスが銃撃を受けたと反論している。
ルイス・フェルナンド・コレア(Luiz Fernando Correa)氏は記者会見で、「投げられた石が、バスの窓の金属部分に当たった」と説明。事件を受け、経路の警備を強化していることを明らかにした。
9日の事件では、バスの窓ガラスが何者かによって割られ、乗っていた3人が軽傷を負った。
コレア氏は、「投てき物がバスに届く範囲内を立ち入り禁止にするのは不可能だ」と述べ、警備態勢の不備を否定。「誰かを負傷させる目的の犯罪行為ではなく、破壊行為だったと考えている」と述べた。
しかしながらこれに対し、バスに乗っていたバスケットボール記者のリー・ミケルソン(Lee Michaelson)さんは、「パン、パン」という銃声が聞こえたと、投石に対し異論を唱えた。
ミケルソンさんは記者団に対し、「立て続けにパン、パン」という音を耳にしたと明かした。
空軍の元大尉で、銃器関連の事件を担当する弁護士でもあったミケルソンさんは、スピードを出して走っているバスの、同じ高さにある2つの窓に石をぶつけられる可能性は低いと付け加えた。(c)AFP