【8月10日 AFP】英スコットランド(Scotland)北西部のルイス(Lewis)島の沖合で9日、えい航から外れて座礁した石油掘削装置(リグ)の引き揚げ作業が開始されることになった。

 重量1万7000トンの石油掘削装置「トランスオーシャン・ウィナー(Transocean Winner)」号は8日午前、無人だったが280トンのディーゼル燃料を積んだままルイス島の岸辺に漂着した。

 英国放送協会(BBC)の報道によると、この石油掘削装置はノルウェーからマルタにえい航され、その後トルコにある廃棄場へ送られる予定だったという。沿岸警備隊の汚染対策チームは現在、石油掘削装置の監視を続けているが、損傷の危険性はないとみられるという。

 英当局はこの事故について調査を開始している。(c)AFP