マレーが16強入り、番狂わせ敗退のジョコに同情 リオ五輪
このニュースをシェア
【8月10日 AFP】リオデジャネイロ五輪は9日、テニスの男子シングルス2回戦が行われ、第2シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)はフアン・モナコ(Juan Monaco、アルゼンチン)に6-3、6-1のストレートで勝利し、ベスト16入りを果たした。マレーは試合後、1回戦でまさかの敗退となった長年のライバル、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)への同情を示した。
世界王者のジョコビッチがファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)に敗れたことは、世界ランク2位で男子シングルス初の五輪連覇を狙うマレーにとって追い風となった。
「デルポトロは調子が良いときは非常に優れた選手だけど、ここ数年はいつも調子が良いというわけではなかった」とマレーは語った。「64ドロー16シードの形式だとこういうことは起こり得るし、ファン・マルティンはとても良いプレーをしていた。ノバクにはつらかったね」
マレーは、準々決勝入りをかけた第3回戦で、第16シードのブノワ・ペール(Benoit Paire、フランス)か、新婚ほやほやのファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)と当たることになる。
ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)王者のマレーは、フアン・モナコとの対戦も難なく制し、6年前から続く直接対決での無敗記録をさらに伸ばした。
モナコは、第1セットで転倒し、以前から抱えていた腰の故障を悪化させてしまい、その後も立ち直ることができなかった。
マレーは世界ランク108位のモナコを相手に5ゲームを連取。第2セットでは4-0を先取し、わずか69分で勝利した。
29歳のマレーは、6月にジョコビッチに敗れて以後続く連勝記録を14に伸ばした後、こう語った。
「気持ちよかった。コートの後ろからうまくプレーできた。アンフォーストエラーもあまり多くなかった」
(c)AFP/Dave JAMES