スペインの沿岸都市に「平壌カフェ」がオープン
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【8月7日 AFP】スペインの地中海(Mediterranean)に面した沿岸都市タラゴナ(Tarragona)に先月、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長体制を称えるバー「平壌カフェ(Pyongyang Cafe)」がオープンした。
バーカウンター内の棚は北朝鮮国旗をモチーフにしたもので、壁にははるばる北朝鮮から取り寄せたプロパガンダポスターが飾られている。店内の一画には図書コーナーがあり1948年から北朝鮮を支配する金一族関連の書籍のスペイン語版が取りそろえられている。
このバーの創設者、アレハンドロ・カオデベノス(Alejandro Cao de Benos)さん(41)は、北朝鮮当局が公認する朝鮮親善協会(Korean Friendship Association)の会長でもある。
北朝鮮の料理を提供し伝統舞踊を披露するレストランはアジア各地では出現することがあるが、カオデベノスさんによると欧米ではこのタラゴナだけだという。
類似のレストランは2012年にオランダのアムステルダム(Amsterdam)にオープンしたことがあるが、数か月後に閉店した。(c)AFP/Daniel BOSQUE