開催国ブラジルと米国、2連勝で8強入り決める 女子サッカー
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【8月7日 AFP】リオデジャネイロ五輪は6日、サッカー女子1次リーグの試合が各地で行われ、米国と開催国ブラジルが2連勝で決勝トーナメント進出を決めた。
米国は主将のカーリー・ロイド(Carli Lloyd)が決勝点を挙げ、1-0でフランスに勝利して4大会連続の金メダルへ着実に前進した。6万人近い観客の後押しを受けたブラジルも、エースのマルタ(Marta)の2得点などでスウェーデンに5-1と大勝した。
米国は、2015年の女子W杯カナダ大会(FIFA Women's World Cup 2015)決勝でハットトリックを決めたロイドが、初戦のニュージーランド戦の先制点に続くゴールでチームをけん引し、五輪での無敗記録を13試合に伸ばした。
ロイドが後半、トビン・ヒース(Tobin Heath)のシュートがポストをたたいた跳ね返りを押し込むと、これが試合の決勝点となった。この結果、米国は少なくとも3位のうち成績上位の2チームに入ることが決まり、決勝トーナメント進出が確定した。グループ最終節のコロンビア戦に引き分ければ首位通過が決まる。
ブラジルも、史上初の金メダル獲得を目指す重圧のなか、初戦で南アフリカとスコアレスドローに終わった男子とは対照的に、初戦の中国戦で3-0、そしてこの日は5-1と、これ以上ない結果を残している。
ブラジルはベアトリース(Beatriz Zaneratto Joao)が相手GKの目の前でボールのコースを変えて先制点を決めると、クリスチアーネ(Cristiane Rozeira de Souza Silva)が五輪歴代最多得点記録を14に伸ばす追加点を挙げ、さらにマルタのPKで3-0として前半を終えた。
スウェーデンのリーグでこの4年間を過ごしているマルタは、前日には開会式でブラジル選手団の旗手を務めていたが、疲れた様子はまったく見せず、後半35分には見事なプレーから4点目を奪取した。
その6分後にベアトリースがこの日2点目を決めて5-0としたブラジルは、スウェーデンの反撃をロッタ・シェリン(Lotta Schelin)の1点に抑えた。(c)AFP/Kieran CANNING