未成年者との脱衣ポーカーで酒振る舞った市長を逮捕、米国
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【8月7日 AFP】米カリフォルニア(California)州ストックトン(Stockton)市のアンソニー・レイ・シルバ(Anthony Ray Silva)市長(41)が4日、ストリップポーカーをして遊びながら未成年者に酒を振る舞ったとして逮捕された。
ストリップポーカーとは、負けたら衣服を1枚ずつ脱いでいくというルールで行うポーカーのこと。検察は、シルバ市長が法定飲酒年齢の21歳に満たない若者数人とストリップポーカーをしながら、若者らに酒を振る舞った上、私的な会話を録音したとしている。
2万ドル(約200万円)の保釈金を払って釈放されたシルバ市長は5日、記者会見を開いて無実を主張した。
同州アマドール(Amador)郡地区検察局は、米連邦捜査局(FBI)がシルバ市長を捜査しているとの通知を先月26日に受けたと明らかにした。シルバ市長は毎年、都市部の貧しい子どもたちのために夏季キャンプを開催しているが、FBIは捜査の結果、昨年の夏季キャンプで行われたとされる疑惑の行為の写真とビデオを発見した。
そのうちの一つには「シルバ市長のベッドルームで行われたストリップポーカーの参加者間の会話の音声」が含まれているという。「会話のやりとりから、参加者たちは裸になっていることが示唆されている。参加者の一人は16歳の少年だった」とされる。また録音内容から「参加者たちは録音を望んでいなかったことが明確に分かる」という。
シルバ市長は会見で、この時に未成年者がいたことを認めながらも、酒類を買い与えたことは否定している。
サンフランシスコ(San Francisco)の東に位置するストックトン市は、2008年の金融危機で記録的な数の住宅差し押さえが行われ、その4年後には財政破綻を宣言。米デトロイト(Detroit)を除けば、米国で最大の財政破綻都市となった。(c)AFP