【8月7日 AFP】リオデジャネイロ五輪は6日、ボクシング男子ライト60キロ級1回戦が行われ、イタリアのカルミネ・トマゾーネ(Carmine Tommasone)は、メキシコのリンドルフォ・デルガド(Lindolfo Delgado)を判定で退け、五輪で勝利を収めた史上初めてのプロボクサーとなった。

 プロボクサーとして15戦全勝の戦績を残している現在32歳のトマゾーネは、パワーと速さ、そして駆け引きでデルガドを圧倒し、3-0の判定で勝利を収めた。

 五輪のボクシング競技では、関係者の反発を受けながらも今年6月にプロ選手の参加を認める決定が下されたが、大会に出場したプロ選手はトマゾーネを含めて3人だけとなっている。

 五輪のボクシング競技の歴史にその名を刻んだトマゾーネは、「とても誇りに思う」とコメントし、「イタリアの連盟から五輪に出場してほしいとお願いされたんだ。それがとてもうれしかった。僕にとって世界で最も重要な大会だ」と語った。(c)AFP