錦織がストレートで初戦突破、次戦は五輪初の快挙を達成したミルマンと対戦
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【8月7日 AFP】リオデジャネイロ五輪は6日、テニスの男子シングルス1回戦が行われ、第4シードの錦織圭(Kei Nishikori)は、アルベルト・ラモス・ビノラス(Albert Ramos-Vinolas、スペイン)を6-2、6-4のストレートで退け、2回戦に進出した。
錦織は第3ゲームと第7ゲームでブレークに成功し、第1セットを33分で先取すると、続く第2セットの第2ゲームでは、サーブを打った直後にラケットが手からすっぽ抜けるハプニングもあったが、即座にラケットを拾い直して見事ウイナーを決めてポイントを獲得。そして第9ゲームをブレークし、直後のサービスゲームをキープして勝利を収めた。
錦織は試合後、ラケットを落とした場面について振り返り、「いつもならラケットを落とすとそのポイントは諦めるけれど、今日はポイントを取れるチャンスがあったので踏ん張った」と語った。
錦織はまた、リオ五輪のコートコンディションについて言及し、先週出場したロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2016)のコートよりもかなり遅いとの印象を語っている。「いろいろな側面で適応していかないとならない。長いラリーが増えると思うから、そうしたラリー戦で自信を持ってプレーしないといけない」
2012年ロンドン五輪でベスト8の錦織は、2回戦でジョン・ミルマン(John Millman、オーストラリア)と対戦する。
27歳のミルマンは、同日の試合でリカルダス・ベランキス(Ricardas Berankis、リトアニア)に6-0、6-0で完勝し、五輪史上初となるダブルベーグルでの勝利を収めた。
ベランキスは6月に行われたウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)の男子シングルス1回戦で、当時世界ランキング772位のマーカス・ウィリス(Marcus Willis、英国)に敗れている。(c)AFP