最終聖火走者希望のペレ氏、契約問題は解決するも体調に不安
このニュースをシェア
【8月5日 AFP】5日に行われるリオデジャネイロ五輪の開会式で、最終聖火ランナーを務めることを望んでいるサッカー元ブラジル代表のペレ(Pele)氏だが、同氏の代理人は4日、健康状態が思わしくないため、その栄誉を受けられない可能性があることを明らかにした。
ペレ氏の代理人を務めるジョゼ・フォルノ・ロドリゲス(Jose Fornos Rodrigues)氏によると、ペレ氏がマラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)の聖火台に点火するための障害となっていた契約上の問題は解決したが、現在は体調に不安があるとしている。
ロドリゲス氏は「契約の問題はすでに解決した。しかし、彼は動作に影響を及ぼす筋肉の痛みを抱えており、現在は医師の診察を受けている」とコメントした。
これまでに何度も腰の手術を受けているペレ氏は現在、歩行する際につえを必要としており、ロドリゲス氏は「まだ聖火台への点火に参加できるかはわからないが、彼は努力している」と語っている。
ペレ氏は3日、地元テレビ局のグロボ(Globo)に対し、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長から最終聖火ランナーとして招待されたが、契約の問題が障害になっていることを明らかにしていた。
史上最も偉大なサッカー選手として世界中で名が知られているペレ氏は、現役時代にブラジル代表としてW杯を3度制しているが、五輪への出場は一度もなかった。(c)AFP