【8月5日 AFP】米フェイスブック(Facebook)は4日、記事の内容を実際よりも魅力的に見せてユーザーを誘導する「クリックベイト」と呼ばれる見出しを減らすため、ニュースフィード(News Feed)の更新を開始した。

 フェイスブックの研究者、クリスティン・ヘンドリックス(Kristin Hendrix)氏とアレックス・ピサコビッチ(Alex Peysakhovich)氏がフェイスブックのブログで明らかにしたところによると、今回の更新は、ユーザーに記事をクリックさせるためその記事に書かれている重要な情報をわざと書かなかったり、記事の内容を誤解させたりする見出しを対象としているという。

 こうした見出しの例として「彼女がソファのクッションの下を見るとそこには……なんということだ!」や、「彼は寝る前に靴の中にニンニクを入れた。すると、とんでもないことが起きた」などが挙げられている。

 フェイスブックはこれまでにもクリックベイトの削減を目的としたニュースフィードの更新を行っており、リンクをクリックしたユーザーがすぐにフェイスブックに戻ってくるような記事の配信は減っていた。

 米カリフォルニア(California)州に本社を置き、約17億人のユーザーを誇るフェイスブックは、記事の内容を把握する上で必要な情報を隠し、読者を誘うために誇張された見出しに狙いを定めたシステムを使うことによって、クリックベイトにこれまで以上に厳しく対処していくとしている。(c)AFP