【8月5日 AFP】エジプト軍は4日、同国のシナイ半島(Sinai Peninsula)を拠点とするイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」支部のリーダーとその側近らを含む過激派数十人を空爆によって殺害したと発表した。

 同軍報道官がフェイスブック(Facebook)上に掲載した声明によると、エジプト空軍が展開した作戦により、イスラム過激派45人が死亡。その中にアブ・ドゥア・アンサリ(Abu Doaa al-Ansari)指導者も含まれていたという。作戦が実施された時期については言及されていない。

 エジプトでは、イスラム組織出身のムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)前大統領が軍によって解任された2013年以降、北シナイ(North Sinai)県でイスラム過激派による軍や警察への攻撃が連日のように発生。その大半は、ISのエジプト支部である「シナイ州(Sinai Province)」が犯行声明を出していた。(c)AFP