リオ五輪最終聖火ランナーを望むペレ氏、障害はスポンサーとの契約
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【8月4日 AFP】サッカー元ブラジル代表の名選手ペレ(Pele)氏は3日、リオデジャネイロ五輪の開会式で最終聖火ランナーになることを望んでいるものの、その前にスポンサーとの契約をキャンセルできるか確認しなければならないと語った。
ペレ氏は地元テレビ局のグロボ(Globo)に対し、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長から「直々」に最終聖火ランナーとして招待されたと明かした。
75歳のペレ氏は2日の放送で、「スポンサーとの契約で旅に出ることになっている。その契約をどうにかキャンセルできれば、最終聖火ランナーの栄誉にあずかりたい」とする一方で、「ここで聖火台に点火できるか、まだ確約できない」とコメントした。
ペレ氏の出演や広告契約については、同氏の肖像権を保持している米国のマネジメント会社Legends 10が管理している。
「当日はすでに、Legends 10との契約のほかにもイベントが二つ控えている」と話したペレ氏は、「水曜(3日)に、その契約から解放してもらうための話し合いを持つことになっている」と明かした。
エジソン・アランチス・ドゥ・ナシメント(Edson Arantes do Nascimento)の本名を持つペレ氏は、史上最も偉大なサッカー選手として世界中で知られており、現役時代にはブラジル代表のストライカーとしてW杯(World Cup)を3度制覇しているものの、五輪は一度も経験していない。
何度か腰の手術を受けているペレ氏は、歩行する際につえを必要としている。(c)AFP