「ハリー・ポッターと呪いの子」 脚本作品では記録的販売部数に
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【8月4日 AFP】人気児童小説「ハリー・ポッター(Harry Potter)」の最新作「ハリー・ポッターと呪いの子(Harry Potter and the Cursed Child)」の販売部数が、英国と米国で記録的な数字となっている。最新作は、劇場用舞台の脚本を書籍化したものだ。
英国では先月31日の発売以降、販売部数が68万部を超えた。脚本作品の週間販売部数としては、過去10年で最多だという。
英書籍販売大手ウオーターストーンズ(Waterstones)では、発売から2日間の販売部数が、ハードカバーとしては2009年のダン・ブラウン(Dan Brown)氏の大人気小説「ロスト・シンボル(The Lost Symbol)」に迫る勢いとなっており、近日中にもこれを超えるとみられている。また、同チェーンにおける脚本書籍の販売部数で過去最高を記録する可能性もあるという。
二部構成の「ハリー・ポッターと呪いの子」では、成人したハリー・ポッターとその家族のエピソードが描かれている。先月30日には、ロンドン(London)のウエストエンド(West End)で舞台の上演も始まった。
舞台は、「ハリー・ポッター」シリーズの著者J・K・ローリング(J.K. Rowling)氏の協力の下、ジャック・ソーン(Jack Thorne)氏が脚本を、ジョン・ティファニー(John Tiffany)氏が演出を手掛けた。
一方、米国とカナダでは、発売から2日間の販売部数が200万部を突破。出版元のスコラスティック(Scholastic)によれば、脚本作品としては「前例のない」結果となっているという。(c)AFP