【8月2日 AFP】シリア北部の大都市アレッポ(Aleppo)の南西地区で、反体制派による砲撃で1日までの24時間に市民少なくとも28人が死亡した。在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が明らかにした。

 アレッポは政権側と反体制派がそれぞれ支配する地区によって分断されている。監視団のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表によると、砲撃が加えられたのは政権側の2地区。犠牲者には子ども6人と女性8人が含まれ、負傷者も多数出たという。

 国営シリア・アラブ通信(SANA)も、7月31日以降、政権側の支配地区で爆撃やロケット砲攻撃、銃撃によって子ども3人を含む市民20人が死亡、多数が負傷したと報じている。

 アレッポの南端部では反体制派が政権側による包囲を弱め、アレッポ県の他の地域とつながる政権側の補給路を遮断しようとしており、この数日戦闘が激化している。(c)AFP