リオ開会式に「強盗シーン」登場へ 被害者役にジゼル・ブンチェン
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【8月2日 AFP】ブラジルで5日に開幕するリオデジャネイロ五輪の開会式に、路上強盗を再現した衝撃的なシーンが盛り込まれていることが明らかとなった。被害者役は同国出身のスーパーモデル、ジゼル・ブンチェン(Gisele Bundchen)で、最後には犯人の少年を許す設定だという。ブラジルメディアが報じた。
開催を間近に控えた開会式の詳細は極秘扱いだが、マラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)で先月31日夜に行われたドレスリハーサル後にその内容が流出。中でも注目を集めたのは、リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)市内で頻発している路上強盗を模したシーンにジゼルが登場するという内容だった。
同国メディアによると、リオの若く美しい女性について歌った名曲「イパネマの娘(The Girl from Ipanema)」のメロディーにのって姿を見せたジゼルが、少年が演じる強盗に襲われる。警察官らに追われた少年がジゼルの元に逃げ戻ると、ジゼルは少年を守る行動に出るのだという。
リオで発生する暴力行為について頻繁に伝えている地元紙ジア(O Dia)は、「美しく完璧な」ドレスリハーサルでもこのシーンは異色だったと報道。ある出演者はこの場面が式全体を台無しにしていると批判し、「われわれは苦言を呈した」「内容が変更されることを望む」と語ったという。(c)AFP