【8月1日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王は7月31日、ポーランドのクラクフ(Krakow)近郊で「世界青年の日」の閉幕ミサを行い、世界各地から集まった150万人の信者たちを前に、「疲れることなく善良さを見つめ伝達する、心の最良の『リンク』をダウンロードしなさい」とインターネット時代を考慮した表現で語りかけた。

 さらに「信仰を自分のものにし、人生の高速道路上であなたを導く衛星ナビゲーションとしなさい」とも語り、「新たな人間性」を信じ「人々の間の憎しみを拒絶し、国境や障壁を求めることを拒否する」夢想家となるよう勧めた。

 これに先立ち30日に行った夕礼拝では、現代の技術には危険があると警告。「無気力で退屈な子どもたちは、ソファがあれば幸せだと勘違いしている」と叱責し、スマートフォンにかじりついてばかりいないで外に出て人生を生きるよう強く呼び掛けた。(c)AFP/Ella IDE