【7月28日 AFP】エジプト五輪委員会(EOC)は26日、世界陸上男子やり投げ銀メダリストのイハブ・アブデルラーマン(Ihab Abdelrahman、エジプト)に対し、ドーピング違反によるリオデジャネイロ五輪の出場禁止処分を科した。

 昨年の世界陸上北京大会(15th IAAF World Championships in Athletics Beijing)で銀メダルを獲得したアブデルラーマンは、スペイン・バルセロナ(Barcelona)の研究所に送られた自身の血液サンプルから陽性反応が出たため、バルセロナに行くことを求められていたが、それを拒否し、8月5日に開幕する五輪後に改めてテストを実施することを要求していた。

 同じくエジプトの男子ハンマー投げ選手、モスタファ・アル・ガメル(Mostafa Al-Gamel、エジプト)もけがの影響でリオ五輪の欠場を発表している。

 EOCの会長は「二人とも欠場することになった」とAFPに話した。

 国家ぐるみの組織的なドーピングでロシア人選手の出場がすでに禁止されているなど、リオ五輪に向けてドーピングは大きな問題となっている。(c)AFP