酸素の代わりに笑気ガスを供給…豪病院で新生児1人死亡
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【7月26日 AFP】豪シドニー(Sydney)の病院で先月から今月にかけて、酸素と間違えて亜酸化窒素(笑気ガス)を与えられた新生児1人が死亡し、もう1人には重い障害が残っていたことが分かった。当局が26日に発表した。
シドニーにあるバンクスタウン・リッカム病院(Bankstown-Lidcombe Hospital)で今月、男児1人が突然死したために医師の1人が注意を促し、検査を行ったところ、壁に備え付けられた酸素供給口から、酸素ではなく笑気ガスが出ていた。6月に同じく誤って笑気ガスを与えられた女児は重体に陥っている。
シドニーで会見したニューサウスウェールズ(New South Wales)州のジリアン・スキナー(Jillian Skinner)州保健相は「悲劇的な過ち」について「深い悲しみを覚える」と述べ、捜査を命じた。(c)AFP