誠実すぎる警官?救命胴衣非着用で自分に罰金 ノルウェー
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【7月26日 AFP】ノルウェーの警察官が海上警備中に救命胴衣を着用していなかったとして、自分に罰金を科した。
警官のアルネ・スタブネス氏は、首都オスロ(Oslo)から38キロ離れたウトヤ(Utoeya)島周辺の海上を警備艇を操縦してパトロールしていたときの写真を、日刊紙ベルデンスガング(Verdens Gang)に掲載された。
すると読者から、操縦者が警察の救命胴衣を着用していないのは法律違反だという鋭い指摘が寄せられた。ノルウェーでは長さ8メートル未満の船舶に乗船する際には、救命胴衣の着用が義務付けられている。指摘を受けて誠実なスタブネス氏は、自らに対して500ノルウェークローネ(約6000円)の罰金を科す違反切符を交付し、その写真を公開した。
2015年の統計によると、ノルウェー国民の80%が自分の国の警察を信頼しているという。(c)AFP