米民主党大会、P・サイモン氏の「明日に架ける橋」で結束なるか
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【7月26日 AFP】(写真追加)フォークロック界の伝説的歌手ポール・サイモン(Paul Simon)さん(74)が25日、米民主党の全国大会でサイモン&ガーファンクル(Simon and Garfunkel)の「明日に架ける橋(Bridge Over Troubled Water)」を歌い、分裂状態にある民主党員に結束を呼び掛けた。
米ペンシルベニア(Pennsylvania)州フィラデルフィア(Philadelphia)で開催中の党大会は、党の大統領候補に指名される予定のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官と、同氏と指名候補を争った左派バーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員支持者との間の亀裂を露呈したが、そのような状況下でのサイモンさんの選曲は人々の心に訴えかけるものとなった。
サイモンさんがアート・ガーファンクル(Art Garfunkel)さんと組んでいたサイモン&ガーファンクルが1970年に発表したこの楽曲は、困難な時期を乗り越えるために力を合わせることをテーマにしている。
25日のサイモンさんの選曲をめぐっては、サンダース氏がサイモン&ガーファンクルの楽曲「アメリカ(America)」を自身の選挙運動で使用していたこともあり、その意味合いはより大きなものとなった。
民主党大会ではこの他、ポップミュージック界の歌姫、レディー・ガガ(Lady Gaga)さんとケイティ・ペリー(Katy Perry)さん、R&Bグループ「ボーイズⅡメン(Boyz II Men)」なども歌声を披露する予定となっている。(c)AFP