【7月26日 AFP】リビアの沿岸都市サブラタ(Sabratha)の海岸に先週末、多数の移民の遺体が漂着した問題で、収容された遺体の数が87体に上ったことが分かった。地元当局者が25日、明らかにした。

 同当局者によると、首都トリポリ(Tripoli)の西に位置するサブラタの海岸に遺体が漂着し始めたのは22日。翌23日、自治体による訓練を受けたボランティアらが41人の遺体を収容した。見つかった遺体の数は24日にかけてさらに増え、最終的には87体に上ったという。

 政情不安が続くリビアから欧州を目指す不法移民は、地中海(Mediterranean Sea)がおおむね穏やかな夏季に増加。密航業者らが多数の移民らを粗末な船に押し込む事例が頻発している。(c)AFP