ドイツ南部で爆発、12人負傷 シリア難民の容疑者死亡
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【7月25日 AFP】(更新、写真追加)ドイツ南部バイエルン(Bavarian)州アンスバッハ(Ansbach)の飲食店前で24日午後10時(日本時間25日午前5時)ごろ、爆発があり、地元当局によると1人が死亡、少なくとも12人が負傷した。死亡したのは爆発を起こした男自身で、シリア難民だという。
独DPA通信は、ヨアヒム・ヘルマン(Joachim Herrmann)州内相の発表として、容疑者は2年前にドイツに入国し市内に在住していたシリア難民の男(27)だと報じた。男は当初、市内で開催中の野外音楽祭を標的としていたが、チケットを持っていなかったため入場できず引き返したという。
爆発が起きたのは会場からほど近い飲食店の前だった。事件当時、音楽祭の会場には約2500人が集まっていた。
ヘルマン州内相によると、容疑者の男は1年前に亡命申請を却下されていた。これまでに2度、自殺を図っており、精神科に通院していたという。
バイエルン州では22日、ミュンヘン(Munich)のショッピングモールでイラン系の少年(18)が銃を乱射し、9人が死亡する事件が発生したばかり。また、18日夜にはビュルツブルク(Wuerzburg)で難民の少年が列車の乗客におので襲いかかり、複数の負傷者が出ている。(c)AFP