トルコ当局、クーデター容疑者を「拷問」 人権団体が報告
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【7月25日 AFP】国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)は24日、トルコで今月のクーデター未遂後に当局に拘束された人々に対し、虐待や拷問が行われていることを示す「信頼できる証拠」があると発表した。
同団体は、被拘束者の一部が「同国内の公式または非公式の収容所」でレイプを含む暴力や拷問を受けているとしている。
レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領の23日夜の発表によると、15日のクーデター未遂を受けこれまでに1万3165人が拘束された。
アムネスティが得た情報によると、首都アンカラ(Ankara)とイスタンブール(Istanbul)の警察は被拘束者に対し、「ストレス・ポジション」と呼ばれる肉体的苦痛を起こす姿勢を最長48時間にわたり強いているとされる。
被拘束者らは食事や水を与えられず、治療も拒否され、言葉の暴力や脅迫を受けているという。アムネスティはさらに、アンカラで被拘束者らの代理人を務める弁護士2人の話として、拘束者らが複数の上級将校がレイプされるのを目撃したと報告している。
一方、あるトルコ高官は、同団体の主張を全面的に否定。欧州連合(EU)への加盟を目指すトルコは、今後も人権保護に努める方針だと述べている。(c)AFP