ジカウイルス、感染から93日後も精子に残存 論文
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【7月23日 AFP】ジカウイルスに感染した男性の精子で感染から93日後にもウイルスが確認されたとする論文が発表された。新生児に頭部や脳の先天性障害「小頭症」を引き起こすジカウイルスの多くの不明点がまたひとつ増えた形だ。
27歳のフランス人男性は昨年10月と11月にタイを旅行した際にジカウイルスに感染したとみられ、その後ジカ熱の症状が出たが、今年3月の検査で男性の精子はジカウイルスの陽性反応を示した。
この男性の事例に関する論文は今週、英医学誌ランセット(The Lancet)に掲載された。
これまで確認されていた最も長いジカウイルスの精子への残存期間は、発病後62日間だった。(c)AFP