【7月23日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)は22日、2008年の北京五輪女子重量挙げで銀メダルを獲得したセビル・オズカン(Sibel Ozkan、トルコ)のドーピングが発覚したとして、メダルの剥奪を発表した。

 現在28歳のオズカンは、女子重量挙げ48キロ級で2位に入ったものの、IOCが行った同五輪と12年のロンドン五輪のドーピング検体の再検査により、違反が見つかった。

 IOCによると、オズカンの検体からは筋肉増強剤のスタノゾロール(stanozolol)の陽性反応が出たという。

 2014年の世界選手権(2014 World Weightlifting Championships)でも銀メダルを獲得したオズカンだが、リオデジャネイロ五輪には出場しないことになっている。

 IOCの懲罰委員会はオズカンに対しメダルの返還を命じるとともに、国際ウエイトリフティング連盟(IWF)に対しては結果の修正とさらなる懲戒処分を検討するよう要請している。(c)AFP