ジカ関連の小頭症、米ニューヨーク市で初の事例
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【7月23日 AFP】米ニューヨーク(New York)市保健局は22日、同市で初めてジカウイルス感染による頭部や脳の先天性障害「小頭症」の新生児が生まれたと発表した。
発表によると、新生児の母親は「ジカの流行地域」にいた時にジカウイルスに感染し、新生児もジカウイルスに感染していることが確認されたという。
米疾病対策センター(CDC)の最新のデータによると米国では7月半ばまでに、ジカウイルスに感染した母親から生まれた新生児に小頭症が生じた例が12例報告されている。
ニューヨーク市保健局によると、41人以上の妊婦がジカウイルスに陽性反応を示しており、小頭症の新生児が生まれる恐れがある。
ニューヨーク市保健局のメアリー・バセット(Mary Bassett)局長は「ニューヨーク市の妊婦、これから妊娠しようとしている女性のみなさんは、ジカ熱流行地域への旅行を延期すべきです。今日の事例で分かるように、赤ちゃんに計り知れない影響を及ぼす恐れがあります」とコメントした。(c)AFP