【7月21日 AFP】フランスの裁判所は20日、南部ニース(Nice)で革命記念日(Bastille Day)の14日に起きたトラック突入事件の現場で拾った物品だとインターネットで宣伝して、それらを販売しようとした仏国籍の無職の男に、禁錮10月の有罪判決を言い渡した。

 84人が死亡したトラック突入事件の4日後、警察当局のインターネット犯罪部門は、「7月14日の虐殺事件からの物品。価格は応相談」とのオンライン広告を見つけ、容疑者の男の身柄を拘束した。広告には指輪、眼鏡、旗などの写真が掲載され、要望があれば他にも約20点の物品の写真を送ると書かれていた。

 男は、詐欺罪と自らの所有物でない物を売ろうとした罪で有罪が言い渡された。被告側は、売ろうとした物品は実際は家族の持ち物で、指輪は母から姉妹へのプレゼントだったと主張していた。(c)AFP