【7月20日 AFP】国連(UN)の報道官は19日、南スーダンの首都ジュバ(Juba)にある国連の平和維持活動(PKO)部隊の基地近くで、軍服姿の南スーダン兵士が市民に対して性的暴行をはたらいたとする報告があったと発表した。

 報告については、国連の南スーダン派遣団(UNMISS)が現在調査中で、ファルハン・ハク(Farhan Haq)国連事務総長副報道官は、「事実であれば戦争犯罪になるだろう」と述べた。

 またハク報道官は、南スーダン当局はUNMISSに対し、飛行許可を拒否したり職員に嫌がらせをしたりするなどして、活動を妨害しているという。

 ジュバの国連基地には約2万9000人の市民が避難しており、市内の別の国連施設にも3000人が避難している。

 南スーダンでは今月激しい戦闘が起き、昨年締結された和平協定が崩壊し、2013年に勃発した内戦が激化するという懸念が生じている。

 18日にはアフリカ各国の首脳が南スーダンに防衛部隊を配備することで合意し、国連の派遣団よりも強固な活動を行うとした。(c)AFP