フェデラーとナダル、ロジャーズ・カップ欠場を発表
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【7月20日 AFP】男子テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)とラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が19日、来週開催されるロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2016)を欠場することが明らかになった。
同大会ではウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)覇者のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)も前日に欠場を表明している。2015年大会王者でもあるマレーは18日、通算3度目のグランドスラム制覇を果たしたウィンブルドンでの疲労から回復する時間が必要だとして、大会欠場を発表していた。
四大大会(グランドスラム)通算17勝のフェデラーは、ミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)に敗れたウィンブルドンの準決勝が最後の試合となっており、同通算14勝のナダルは、手首の負傷で全仏オープンテニス(French Open 2016)を3回戦で棄権して以来、試合から遠ざかっている。
過去にロジャーズ・カップを2度制した実績を持ちながら、前回大会も欠場している世界ランク3位のフェデラーは、カナダテニス協会(Tennis Canada)に対して「トロント(Toronto)は大好きな大会の一つなので、カナダの素晴らしいファンの前でプレーできず落胆している。先を見据えたときに、ウィンブルドン終了後に十分な休養を取ることがベストだと判断した」とコメントした。
一方、手首のけがが癒えていないナダルは、「今年はトロントに行くことができないと発表することになり失望している。練習を再開したばかりで、重要な大会でプレーする準備ができていない」と語った。
これにより、ウィンブルドンの男子シングルス3回戦でサム・キュエリー(Sam Querrey、米国)に敗れた世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が、「ビッグ4」ではただ一人トロントでプレーすることになる。(c)AFP