インドの女子大生、同じ加害者らから再び集団レイプ被害
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【7月18日 AFP】インド北部ハリヤナ(Haryana)州で、3年前に集団レイプを受けた女子大生(21)が、起訴された加害者を含む集団に再びレイプされ、病院で治療を受けていることが分かった。警察幹部が18日、明らかにした。
ハリヤナ州警察は、大学のそばで女性を拉致して薬物を飲ませ、車に連れ込んでレイプに及んだとされる5人組の行方を追っている。
最下層カーストのダリット(Dalit)出身というこの被害女性は13日夜、首都ニューデリー(New Delhi)に隣接する同州の幹線道路脇の茂みで、意識不明の状態で発見された。
同州警察の副本部長によると、今も入院中の女子大生は自らを襲った5人全員を認識しており、うち2人は3年前にこの女性をレイプした事件の裁判を待つ間、保釈されていた男らだという。
この副本部長はAFPに対し、「女子大生はこの5人を特定しており、うち2人は、ビワニ(Bhiwani)県で2013年に起きた同じ女性に対する集団レイプ事件に関わりがある」と明かした上で、「複数の班を結成して被告らの拘束に当たっている」と述べた。
被害女性の家族はこれまでも、容疑者5人から2013年の事件に対する訴えを取り下げるよう脅迫を受けていたという。
地元英字紙ヒンドゥスタン・タイムズ(Hindustan Times)は被害者の兄弟の話として、「被告らから、裁判に持ち込まないよう常に脅迫を受けてきた。多額の和解金も提示されたが応じなかった」と伝えている。(c)AFP