クーデター参加の104人を殺害、トルコ軍幹部 死者約200人に
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【7月16日 AFP】トルコで起きた軍の一部勢力による反政権クーデターの試みによる死者は、約200人に上ることが分かった。軍の参謀総長代行が16日、明らかにした。
ウミト・デュンダル(Umit Dundar)将軍はテレビ会見で「クーデターの企ては失敗した」と宣言し、クーデターの試みに加わった104人を殺害したと発表。この他に警察官41人と民間人47人、軍将校2人の計90人が「殉教」したと述べた。また、多数の政府側軍司令官がクーデター参加者らに連れ去られ、行方が分からなくなっているという。
これに先立ちトルコ半国営のアナトリア(Anadolu)通信は、負傷者の数は1154人に上り、軍本部で非武装の兵士約200人が投降したと伝えた。軍本部は現在、特殊部隊の保護下にあるという。
このほか、ある政府高官は記者団に、トルコ全土で兵士や将校ら計1563人を拘束したと語った。(c)AFP