【7月15日 AFP】エジプト首都カイロ(Cairo)の考古学博物館(Egyptian Museum)で、ギザの大ピラミッド(Great Pyramid of Giza)の工事の詳細をパピルスに記した同国最古の文書の初展示が始まった。同国考古省が14日、明らかにした。

 同省によると、このパピルスは2013年、スエズ湾(Gulf of Suez)沿いの町ザファラーナ(Zafarana)から南へ25キロのワディエルジャルフ(Wadi el-Jarf)港付近で発見された。

 フランスとエジプトの合同チームの調査により、パピルスには、クフ(Khufu)王の下で王の埋葬場所となる大ピラミッドを建造するため、巨大な石灰岩をカイロまで運んでいた港湾労働者らの日々の生活の様子が記されていることが分かった。

 また文書には、ピラミッド建造作業員に食事を与え賃金を支払うため、エジプト各地から集められた資金の一覧も記載されているという。(c)AFP