【7月14日 AFP】(更新、写真追加)台湾に大きな被害をもたらした台風1号(アジア名:ニパルタック、Nepartak)から変わった熱帯低気圧の影響で、中国・福建(Fujian)省で69人が死亡した。国営の新華社(Xinhua)通信が14日、伝えた。

 台風1号は台湾に100年ぶりの強風をもたらし、1万5000人以上が一時避難した。9日には熱帯低気圧になったものの、中国・福建省に上陸した後、中国本土にも大きな被害をもたらした。自動車が逆さまになり、建物が崩れ、各地の町が泥水であふれている様子が写真で確認された。

 新華社通信によると14日までに50万人以上が避難を余儀なくされ、8300家屋が損壊した。直接的な経済損失は70億元(約1100億円)に上っているという。新華社通信は当初、21人が死亡、13人が行方不明になっていると伝えていた。(c)AFP