【7月16日 AFP】男子米国ツアーメジャー第3戦、第145回全英オープン(The 145th Open Championship)は15日、スコットランドのロイヤルトゥルーン(Royal Troon)で2日目が行われ、フィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)が通算10アンダーで単独首位の座を守った。

 ミケルソンはメジャー最少打数の63を記録して首位に立った初日に続き、この日も堅実に69のスコアを残してリードを保った。

 初日の好天から打って変わって厳しい天候の中、早い時間帯にラウンドに出たミケルソンは、選手もコースもずぶ濡れになるような雨風に対応しなければならなかった。

 それでもミケルソンは4バーディー、2ボギーとし、2位のヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson、スウェーデン)に1打差をつけた。ステンソンはこの日の最小スコアとなる65を記録し、通算9アンダーにスコアを伸ばしている。

 3位タイには通算7アンダーでソレン・ケルドセン(Soren Kjeldsen、デンマーク)とキーガン・ブラッドリー(Keegan Bradley、米国)が並び、単独5位に5アンダーのザック・ジョンソン(Zach Johnson、米国)が続いている。

 時間を早めてラウンドがスタートされたものの、午後にコースに立った選手たちでオーバーパーを免れたのはわずかだった。

 その中には4バーディー、4ボギーのイーブンパーでラウンドしたロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)も含まれており、通算2アンダーでダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)らと15位タイに並んでいる。

 ジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)も悪天候を乗り切り、フロントナインの5ホールだけで4バーディーを奪うなどスコアを1ストローク伸ばし、通算1オーバーで41位タイにつけている。

 一方、ジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)は通算4オーバーとし、グレーム・マクダウエル(Graeme McDowell、北アイルランド)や第80回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2016)覇者のダニー・ウィレット(Danny Willett、イングランド)とともに、なんとか決勝ラウンドに進出している。(c)AFP/Andy SCOTT